2010年3月24日水曜日

ステンレスと人造大理石

お客さんとの打ち合わせなどでも よく聞かれますが
システムキッチンの天板は ステンレス か 人造大理石
どちらの方が良いのでしょうか?

商品のことを間違って認識していたり
固定観念だけで商品を選んだり
価格だけを見て 先々のことを考えなかったりすると
お客さんの信頼を失うことになってしまいます。


ステンレスにも人造大理石にも 一長一短があるので
商品を選ぶ際には メリット・デメリットを しかっり考え
好みに合わせて選ぶコトが 大切だと考えます。



ステンレスは 耐食性に長けているので非常にサビにくく

また 耐熱性に優れているため 熱いフライパンを置いても

シミになったり 焦げたりすることはありません。

あらゆる料理こぼしに対しても シミになることは無く 拭き取るだけで

綺麗になるので 使い勝手・実用面で抜群の強さを発揮します。

そしてなによりも キッチンにステンレスは長く使われていて

今も 尚、 使われ続けているという信頼感があります。


ただ 錆びた物を置いておくと 貰い錆びをしてしましまうし

割れることはありませんが 物を落下させてしまうと 衝撃でへこんでしまいます。

ステンレスの仕上げには ヘアライン 鏡面 つや消し エンボス加工 など

がありますが ヘアラインや鏡面といったものには 傷が付くと目立ちます。



人造大理石は なんといってもまず 意匠性に優れています。

天板やシンクまでも様々な 柄や色を 選ぶことが出来るので、

天然の大理石がもつ重厚感や美しさを出し 高級感を持たすことや、

インテリア性も高いので オープンなキッチンにするなら

部屋の雰囲気に合わせることなども容易に出来ます。

また最近のものでは耐衝撃性が高いので ちょっとした落下で割れたりしませんし

熱い鍋を置いたりしてもひび割れたり焦げたりしません。


人造大理石は 無孔質で極力汚れが染み込まないように 作られていますが

長時間放置した汚れは うっすらシミになることがあります。

簡単には割れることはありませんが 万が一 天板が割れてしまったり

細かい傷や汚れが気になりだしたら

メーカー推奨の表面研磨作業をすれば 回復させることもできます。



とはいえ
ステンレスでも デザイン性の高いものもありますし
清掃性も きちんと手入れをしていれば 同じだと思います。

テレビで料理番組を見たりすると
人造大理石のキッチンが多いですが
プロの厨房でなかなかありません。

本格的調理を楽しむか インテリア性を優先させるかは使う人次第です。

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