2010年9月18日土曜日

記録的猛暑の原因とは!?

9月も半ばを過ぎましたが 相変わらず残暑が続いています。

今年の夏は厳しい猛暑が続き 連日熱中症で搬送されたり死亡したりする

人が出るほどの猛暑でしたが 海外でも状況は変わらないようです。


ロシアでも猛暑が続き モスクワでは1920年に記録された36.8℃を破って

38.2℃とモスクワの観測史上最高気温となっています。

モスクワは日本の最北端よりも北にあるため 本来は最も気温が

高いはずの7月でも平均気温が18.4℃しかありません。

暑さになれていない

国民に40℃近い猛暑が

襲ってきているので

大変なことになっています。


このロシア全土を襲った暑さのため ロシアの小麦生産量が落ち込み

8月から今年末まで小麦の輸出を停止すると発表しました。



気象庁はこれ程までに 猛暑が厳しくなった原因として

考えられるのは 『偏西風の蛇行』 と発表しています。


偏西風とは 地球上で西から東に向かって常に吹いている風のことで

北半球と南半球 それぞれの中緯度地域に吹いているので

ちょうど 日本やヨーロッパが存在する緯度です。

日本や中国周辺の亜熱帯を流れる偏西風が北に向かって

蛇行しているので 日本にきたと言われています。


ラニーニャという現象も原因の1つと考えられています。

ラニーニャとはスペイン語で 「女の子」 を意味する言葉ですが

アメリカ大陸近くの東太平洋赤道付近で海水温が低くなる現象を指します。


















ラニーニャは極めて稀な現象ではなく 数年に1回程度の頻度で発生し

近年では2007年にも観測されました。

そしてラニーニャが発生すると 日本では猛暑になると言われています。

この現象が起きると 夏は猛暑になりますが 冬になると冬型の気圧配置を

強める役割を果たし 反対に寒さが厳しくなることが多くなります。


日本とは反対の南半球では 季節も反対になり冬ですが

ブラジルなど南米の国々には寒波がやってきているようです。

アルゼンチンでは気温が-10℃にもなり 多くの路上生活者が死亡したり

ブラジルのある地方では 多数の牛が低体温症で死亡しています。

日本やヨーロッパでは 熱中症で死亡する人が続出していまいたが

南米では 凍死などで死亡する人が多数出ています。


南米の寒波も偏西風の蛇行が原因で こちらは南極からの冷たい空気を

運んできたために 寒波になっていると 言われています。


今年の冬には 寒さに気をつけておいた方がいいかもしれません。


近年の異常気象など 地球全体で気候がおかしくなっていきていますが

何か自然からの警告のように感じてしまいます。

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